潤活日記

超還爺のサイクルライフ

横須賀の隧道(横須賀・観音崎編)シリーズ最終回

この夏行った横浜・鎌倉・横須賀のトンネル回遊、今回はシリーズの最終回で横須賀から観音崎・浦賀・久里浜へと足を伸ばしました。


元々素掘りの隧道など古いトンネルが好きで、機会があれば神奈川のトンネルを巡ってみたいと思っていて、今回シリーズで50本以上のトンネルを訪れ大満足。 
古いトンネルは完成までに苦労も時間も犠牲も要して完成させたものが少なくないので魅力的なものが多いです。時代や地域によって背景が異なり、鎌倉では神仏にかかわるもの、横須賀では軍事的な必要に応じて、そのほか親子愛や地域愛といったそれぞれのトンネルの歴史も感じることもできました。

国道16号上にあるトンネルは上下線でそれぞれ独立したトンネル双頭隧道 のようなトンネルが8本も連続します。
中には明治・大正・昭和と3本並んだ状態で残って居る場所もあります。


そして横須賀ではこのブログでも春にご紹介した「横須賀軍港水道」から拡幅されたトンネルも幾つか見受けられます。

観音崎では砲台に弾薬を運ぶ目的で掘られたもの、軍事練習で使われていた海軍トンネルといわれるものなどをあわせて、今回は16本を訪れました。

船越隧道


昭和・大正のトンネルの横に明治時代のトンネル(閉鎖)右上


最後の双頭トンネル


横須賀市街を通り抜け海沿いを走水へ

走水隧道は昔の国道16号線 現在一方通行

横須賀軍港水道走水水源地煉瓦造貯水池。


美しい灯台と砲台で有名な観音埼

観音埼隧道は砲台へ弾薬などを運搬するために軍によって秘密裏に作られた隧道


観音埼の丘の上にある旧日本海軍の28サンチ榴弾砲台へ続く隧道。(サンチはフランス語でセンチの意味) 抗門や坑内がレンガのイギリス積みとなっていて趣がある



観音埼の浜辺へと続く江戸時代に掘られた横須賀で最も古い素掘り隧道

軍関係者がよく使っていた 海軍トンネル