潤活日記

超還爺のサイクルライフ

伊豆半島一周


春を求めて伊豆半島をひとまわりしてみることにしました。
残念ながら自転車ではなくスーパーカブです。 グラベルロードがなくなって気が抜けたことと、膝痛や座骨神経痛でかなり負担が来ているので今後はカブブログになるかも知れません。
でもサイズや速度をみるとカブは自分的には自転車に近いイメージです。それでも、自転車の爽快感とはやはり違うかなぁ。

さて、今回は小田原のこの交差点を起点・終点と考え、まずは最大の難所箱根を越えるところからスタートです。何時間で戻ってこれるかな?


箱根越えは駅伝で使われる国道1号ではなく、江戸時代からの旧道を走ります。通行量は箱根新道や1号に流れるためかかなり少なめ。自転車で来るときはかなりきつく感じる旧道もカブではトコトコとのんびり走ると全く苦になりません(当たり前か)
ところでこの旧道は現在県道732となっていますが、実は自転車や車では考えもしませんが、4月から11月末までの土日祝日の日中は二輪車で550cc以下の車輌は通行禁止となっています。なんでこの排気量規制なんだろう? 今まで気にもしなかったので知らずにその期間に走っていたら危なく違反するところでした。

七曲がりなど厳しい登りを終える直前に見えてくるのがかやぶき屋根ふうの400年続く「箱根甘酒茶屋」。今でも人気の休憩スペースですし、そこをすぎお玉が池を右に見ると芦ノ湖までは下りの目印にしてます。

難所の箱根を越えると視界が一気に開け雄大な景色が見られるようになります。
気持ちよく降りて三島や沼津を経由し駿河湾沿いを走って行きます。


大瀬埼 突端の池はなんと淡水、海が荒れると海水が流れ込みますが、しばらく経つと淡水に戻る不思議な神池。

桜が咲き誇っていました。 堂ヶ島・松崎を経て南伊豆で休憩がてら美しい景色の場所を見つけて昼食。コンビニおにぎりとカップラーメン。「伊豆なら海の幸など旨いもんいっぱい有るでしょ」っていわれますが、好きな場所で景色を眺めながら食べるのが今はたのしい。

腹を満たした後は石廊崎灯台へ。数十年ぶりに来てみると随分施設など雰囲気がかわっていましたが、明治4年から150年余り海を見守り続けてきたこの灯台の存在感はさすがです。
石廊崎灯台と御前埼灯台を結んだ陸側を駿河湾、さらに大きく石廊崎灯台と三重県の大王崎灯台を結んだ陸側を駿河灘と呼んでいます。

  


この後は比較的良く来る東伊豆なのでスルッと通過しながら帰って来ます。
渋滞を避け旧道などを通って、結局小田原までは8時間程かかって戻りました。

自転車でいつか一周しようと思っていた伊豆半島ですが、西伊豆側は起伏に富んでいてかなり厳しいルート。たぶん今の自分ではその願いは叶わないと自覚しました。


それにしても、昨年ふと思いつきでカブを購入して慣らし運転中にグラベルロードが壊れたことはなんとなく乗り換えの時期が来ていることを示唆していたのかも知れません。 もう少し動けるうちに「できるうちにできる」で外へ遊びに出ようと思っています。