潤活日記

超還爺のサイクルライフ

下総国(香取・佐原)ぶらり



寒さが厳しい1月中旬、下総国(千葉県北部)を訪ねました。昨年の上総国以来の千葉の旅です。今回はその中でも香取・佐原を中心に回ることにしました。その前にまずは県境を超えて茨城県側の潮来を覗いてみます。冬の平日ということもあり舟巡りも開店休業状態でした。ひと回りして閑散としたあやめ園をあとに香取神宮へ。
明治以前に神宮の称号を与えられたのは、伊勢・香取・鹿島のみとの由緒ある全国の香取神社の総本社。
広い境内を進むと黒に煌びやかな装飾がなされた厳かな佇まいの社殿がある。また、そのすぐ横に頼朝由来の「三本杉」がある。


お参りを済ませていよいよ佐原へ。
すでに日没が近ずく頃本日最後に訪れたのは「金平湯」と言う銭湯です。そこは半世紀前にはどこにでもあった昭和時代のお風呂屋さん。驚きなのは今でも薪のボイラでお湯を沸かしているという貴重な銭湯。番台・大きな鏡・自動ばかり・衣類かご、そしてビン入り牛乳と、今となっては全てが撮影のセットのような雰囲気である。
湯船は二つで熱湯とぬる湯、子供のころは足が届かないほど深い熱湯で我慢比べをしたものです。
そして銭湯といえば定番の富士山の壁画、完璧です。求めていたノスタルジックな銭湯に巡り会えました。


翌日は佐原の小野川沿いを走ります。佐原はその町並みが人気の水郷の町。だがそれゆえに訪問時期を吟味して、なるべく観光客の少ない時期を選んでみました。
ゆっくり走っていると川面に白鳥のつがいが優雅な姿で泳いでいました、少し行くと鴨の家族とも合流、のんびりした雰囲気を醸し出している。それにしても実に様々な形の古い建物があるものです。商家が多いので商いに便利な作りになっているのでしょうかね。
ただ、佐原は明治時代の大火で殆どの家屋が焼失し江戸時代以来の建物は土蔵ぐらいと聞いています。


それにしても、以前川越を訪れた時も思いましたが、できるだけ町並みを維持しようという気合が伝わってきます。
川沿いの中程に新しく古い建築様式で作られた建物があった、見ると「さわら町屋館」となっている、ここは行政による休憩所と多目的スペース。佐原にはコンビニが近くにないため何かと便利。
歩いて町を回ると一日はかかるほど、古い町並みが好きにはたまらない観光スポットです。


最後に移動して牛久へ、ここにはギネスにも登録されている世界一のアレがあります。
そう青銅製の像として世界一の大きさを誇る高さ120mの「牛久大仏」です。
実際に目の当たりにするとその迫力圧倒されました。自由の女神も足下から見た時はえらく大きく見えましたが牛久大仏はその3倍。像の周りは広大な庭園となっていて極楽浄土を表しているそうです。


さて、これで千葉も安房国を残すだけ、時期を見て訪ねて見ようと思っています。
ご覧頂きありがとうございました。