潤活日記

超還爺のサイクルライフ

【関西の旅】最終回 (大阪・奈良)

観光三昧の旅も終盤、訪れたのは大阪の「四天王寺」です。

飛鳥時代(593年)に創建された「四天王寺」は最も古い特色をもつ日本仏法の大寺。
また建物は幾度も焼失していますがそのたびに再建されるなど人々に愛されてきた寺院です。本尊は救世観音で特定の宗派に属さないお寺です。
この日は丁度古来より一年の中で最も観音さまの功徳のある日とされる「千日詣り」の行事が行われており、金堂では盛大に法要行われ独特な雰囲気を醸しだしていました。参拝者も多く縁日出て賑やかでした。

この南大門から堂塔が南北に一直線に並んでいる中国古来の様式で構築され、日本では四天王寺様式と呼ばれています。

これはなんと瓦を利用した配水管、昭和の発掘調査で創建当初から建物が移動することなく再建され続けて来たことが分かりました。 それにしても1500年前からこうした工夫があったことに驚きです。

四天王寺をあとに大阪を離れます。
気温は相変わらず34度前後でかなり厳しい移動ですが、今日のスケジュールも込み合っています。これまではほぼ予定通りに進んでいます。



最後の訪問となるのが、私が最も心を揺さぶられた高野山・金剛峯寺。
奥の院はそれまでもそれからも味わったことがない心の安らぎを覚えた場所。建物や仏像などの存在では無く杉の巨木に囲まれたその地に居るだけでいいのです。以前奥の院でTV中継が有り、ドイツやイタリアからの観光客に感想を訊くインタビューに「言葉や細かな事は分からないが、こんなに心が落ちついたのは初めてです」「初めて味わう不思議な感覚です」などと口々に答えていて、外国人も自分と同じ感覚を持つと言うことは様々な垣根を越えていることを実感しました。


奥の院 なかなか来れないのでこうした機会は大切です。

重要文化財の大門

六時の鐘

中門

金堂

大塔の鐘 (高野四郎)

根本大塔

孔雀堂

山王院

明神社

西塔

六角経蔵  この建物なんと人力で一周回すことが出来ます。

東塔

メチャクチャ暑い真夏の旅でしたが、高校野球の選手権はこの時期なので仕方ない、でも連日充実していて大満足、あっと言う間の楽しい旅でした。
本当は自転車で廻りたかったのですが、この炎天下でこの気温とスケジュールではとても無理かな。
さあ~て次は何処へ行こうか・・・。


ちょっとくどかったかも知れませんが、ご覧頂きありがとうございました。(^-^)