潤活日記

超還爺のサイクルライフ

祝・開通:金太郎ライン & 林道桧山線



魔が差したか? 坂嫌いな私が「はこね金太郎ライン」を登ってしまいました。GW直前に開通した南足柄市の矢倉沢から箱根町の仙石原までを結ぶルート。

  

既に身近な自転車仲間達は登りに行ったようですが私は今回が初めて。実はこの金太郎ラインはメインではなく お目当ては「林道桧山線」を走ってみたかったのです。金太郎ラインはオートバイや車でも走れますが桧山林道は自転車か徒歩のみ。前々から機会があれば行こうとナビ用のルートは引いておいたのでそのデータをサイクルコンピュータに放り込んでいざ出発。確かに金太郎ラインはオープンしたばかりなのでキレイで走りやすい、でも最高斜度12%で平均で7%と老体には辛い登りが10キロ以上続く。登っているとき「やっぱり一人で来て良かった」と思った。もし仲間と登っていたらこのペースでは迷惑をかけてしまうところだった。自転車に長く乗り続けるためには無理をしないと決めているので、自分のペースが乱れると負担が大きいのです。

ようやく登り切ってから少し戻ります。
タイヤの空気圧を下げて「林道桧山線」に入ります。

林道を走り始めて暫く行ったところで熊よけの鈴やスプレーを準備していないことに気づいた。箱根は熊の人的被害はあまり聞かないが、人気の無い山中の林道を甘く見てはいけない。初めての道だし先がどのような状況か分からず一気に不安が襲ってきた、路面と周囲に気を配りながらの走りが続く、すると前からライダーの姿が見え正直ホットした。あいさつを交わしてすれ違った後安堵感で少し元気が出た。 路面は砂利道を中心に瓦礫が散乱していたり、ぬかるみや水溜まりのほか土砂崩れの跡や雨水に洗われ道が大きく抉られていたり、倒木や大きな落石がそこいら中にころがっている道がずっと続く。自分のタイヤでは限界を超えていたかもしれない。もう一つ、自分はチューブレスタイヤですが、こうした道で大きなパンクをするとえらいことになるのに今日は簡単なツールしか持ってこなかった。せめて緊急対応用のチューブくらい持っていないといけないと反省。
そして金太郎ラインを登っているときから不安だった水分補給、登る前にボトル2本を用意したが既に3/4は飲んでいた。心配していたとおり頂上の駐車場にも自販機すら無かったのでこの先は大切に飲まなくては。
熊・路面・喉の渇きを気にしながら走り続けるうちに少し気が緩んだ、するとその途端薄暗い木立の陰で見えにくかったこともあり荒れた道に開いた陥没穴にタイヤを取られ落車、幸いたいしたことは無かったが集中力が切れた代償だ。更に先に進むと車の姿が目にはいってきた、どうやら林道関係者のようだ、やがて舗装路に出ることができてなんとも今回はありがたかった。そのまま下ると自販機がありようやく一息つくことができた。

金太郎ラインを登り林道桧山線を下る欲張りライドでしたが、いろいろ反省点や今後に生かせる課題も見つかったので結果的に価値ある一日を過ごすことが出来ました。