潤活日記

超還爺のサイクルライフ

大切な親友を亡くしました

もう20年近いお付き合いになりますが、実は一度もお会いした事はありません。
チャットで知り合いなぜかウマが合ったのですが、当初はどうせネット上だけの付き合いだろうと思っていました。しかし、その後も電話や賀状のやりとりが続き、今ではLINEで毎日のように言葉を交わす程なので普通の友人と何ら変わる事はありませんでした。同じ沿線上で互いの住まいも近かったのですが、どちらも直接会うことを提案せずお付き合いのスタイルは最後まで変わりませんでした。その友人は私より10歳年上の女性、様々な困り事の相談や家庭の出来事などを互いに語り合ってきたので喪失感は誠に大きいのです。 自らが末期の癌でありながら、私も癌を煩ったと知ると親身に気遣ってくれる心の優しい人でした。


昨夜お嬢さんから連絡を頂き、「亡くなる直前母から 私だけには代わりに連絡してねと託されました」ということでしたが、私なんかよりもっと大切なご家族と残された貴重な言葉をやりとりすればいいのに・・・と思わずなんとも言えないきもちになりました。
その連絡を受け取ったのはめったに乗らない電車の中で、しかも丁度彼女の住まいする最寄り駅を通過するときでした。先週緊急入院しここ数日送り続けたメッセージに既読も付かずもしかしたらと覚悟はしていましたが、車内から静かに合掌すると思わず涙がこぼれました。
ここのブログにも挙げましたが、昨年からお守りを頂きに寺社参りを始めたきっかけも実は闘病する彼女の快復を願う気持ちだったので祈りがとどかず今は無力感で一杯です。


親友とは年齢も性別も容姿も関係ない人間の本質で付き合える人の事だと実感しました。