潤活日記

超還爺のサイクルライフ

台風15号が残した残念なもの

関東へ観測史上最大の台風上陸と言われた台風15号が去り午後から快晴、こうなれば行くしかないとばかりに1号(シクロクロス)に跨り出発、行き先はいつもの追浜ー逗子周遊。とは言うものの、台風の爪痕がそこここに残る。車道も歩道も飛ばされたガレキや落ち葉や枝が散乱する。

いつもの道路の左端を走ることは中々難しいがそれらを巧みにかわしながら走っていると後ろに消防車が急速に接近、2車線道路の左車線の真ん中あたりまで枝や落ち葉などが散乱しているためどうしても車線中央まで障害物回避のため膨らまざるを得ない。にもかかわらず消防車はほんの5m後ろまで車間を詰めてくる。こちらも気を遣って下り坂を利用して30キロほどで走行、「消防車だから無理はするまい」と信頼していたが 間もなくすごいスピードで追い抜きにかかってきた。これは良く大型車の中でもタチの悪い運転手がやることだが、側方間隔は1m、勿論大型の消防車両なので圧迫感と恐怖感は半端ではない。しかも抜いたかどうかというところで今度は追い抜きのために膨らんだ右車線から強引に左車線に寄せてくる、この撮影場所はきれいな方だが、実際に行われた付近は風で路面いっぱいに枝や落ち葉が散乱し、なかでも左端の側溝取水口毎に落ち葉が積み上がっており、ブレーキをかけてやり過ごしたくても幅寄せされ写真の巾で縁石と消防車に挟まれた状態では下手をすればスリップして転倒し消防車に巻き込まれる危険性もある。その光景を助手席の隊員は窓に肘を置いて上からこちらを覗き込むようにして一部始終を眺めていた。

(これがその危険行為のあった9日午後13:41の3分後に撮影した該当車両、横浜消防港南台消防所管轄の消防車両です)
しかし、その状況は目前の赤信号のよって救われた。つまり前方には赤信号で停車している車があるにもかかわらずそうした強引で危険な行為を仕掛けてきたわけで、停車後消防車の運転手に向かって指をさし危険な行為であったことを合図して見せたが見て見ぬ振り、助手席で肘を出していた隊員は無言で窓を閉めた。
まっ正直これに近い危険な嫌がらせは自転車に乗っていれば稀にある。しかし、それが人命救助を任務としている市民の信頼の厚い消防署員によって行われたことは大変遺憾で大いに信頼を失墜させた。火災や救急で勇敢に人命救助の最前線に立つ名誉ある消防署員だが、平素はその辺のゴロツキと変わらないこのような者もいることを痛感した。
友人には横浜消防の署長もいるし、私の知る限り消防関係者は皆極めて真面目な人格者だ、このようなほんの一部の輩によるイメージダウンは誠に残念なことだ。


そんなモヤモヤしたライドになってしまったが、気を取り直し海辺に出るとやや気持ちも晴れてきた。
ふと気づくと、いつもより混んでる、混んでると言うより場所によってはなんでこんなところまでと言うほど数珠つなぎで渋滞している。これも今朝の交通機関の混乱の影響だろうか?
一時市内の多くが停電した横須賀市や鎌倉市は平常に戻ったようだったが、台風の影響はあちこちに見られた。