潤活日記

超還爺のサイクルライフ

根府川駅列車転落事故慰霊碑へ

JR東海道本線 根府川駅(神奈川県小田原市)伊豆半島への旧道に位置している無人駅。ブルベのルート上にあったり時には通過チェックに利用したりはしますが、じっくり来たことはない。今から100年前、この駅に起きた悲劇は知っていたが、一度ゆっくり訪れたかったのでスーパーカブ110で行ってみました。
相模湾を震源とする関東大震災は各地に甚大な被害をもたらしましたが、相模湾沿いの地域は最も大きく揺れました。そんな震災でこの根府川駅周辺で起きた地滑り。熱海の土石流も記憶に新しいが、折しも蒸気機関車が牽く8両編成の熱海行きが駅に入って来たとき、熱海の比ではない程の土砂が山津波となって集落や駅舎もろとも列車を海へと押し流した。
乗員乗客に駅で列車を待っていた乗客や駅の職員など112人が犠牲になった。
この地域をゆくとあちこちにそれに関連した碑が見受けられる。それほどの犠牲者が出たのです。 海に流されながらもなんとか這い出してきた僅かな乗客も海から押し寄せる津波にのまれほぼ全ての方が無くなった。また、近くの海で海水浴にきていた20人のこどもらが、大地震に逃げ惑う中、上からは膨大な土砂が、そして海からは津波が襲いかかりほぼ全員子ども達が行方不明となったそうです。
根府川駅には関東大震災殉難碑が、そして近くの岩泉寺には大震災殉死の碑が置かれ、懇ろに供養されていました。

【スーパーカブ】  根府川駅列車転落事故供養塔訪問 (関東大震災)