潤活日誌

道楽者の書き連ね

好きなことして・・・Ⅲ

ようやくシクロバイクにも慣れ距離も伸び出した。スピードはさほど出ないが、街中ならなんとか他のライダーと走れるレベル。しか~し、次なる課題は「坂」だ、これはどうにも苦しいのだ。タバコを止められないせいもあって湘南平の坂も途中で何度も足を着いて休む始末。季節は初夏、もうくらくらゼイゼイとなんともお粗末な姿だ。これ以降日常でもなるべく簡単な坂を多く登るルートを選択するようになった。この国は何処へ行くにも坂を避けて通るわけには行かない、となれば自分が坂を登れるようにするしかないのだ。そして定期的に湘南平に登るようにした。ひと月後足を一回だけ着いた。その3週間後は遂に足を着かずに上がることができた。それ以降は登る時間つまり早く上がることを心がけた。その頃箱根の駅伝コースにチャレンジしたが宮ノ下でおしまい。ヤビツにも挑戦してみたが、ヤビツまでの途中、246の登りが響いて人家がまだある位のところで墜落。そんなことを繰り返しているうちに9月にはようやくヤビツを登ることができたり、10月には箱根も登れるまでになった。その頃の体重は75Kgと乗り始めの95Kgから20Kg減。しかし、坂は未だ厳しいと感じる体重。しかしここからなかなか落ちない。目標は65Kgなのでまだほど遠い。
その頃には自転車仲間もでき、一層楽しい日々となっていた。 そんなある日You Tubeを見ていると蛍光色のベストをまといライトをいくつも装備したラーダー達がブルベという自転車のマラソンみたいな競技をしている映像を見た。200Km~1.200Kmを制限時間内に走り抜くというもの。順位を競うものではないが、距離が伸びれば完走するまでに体調管理やトラブルへの対応、決められたルートを間違わないように走るマネジメント能力が不可欠。距離によっては昼夜を何日もかけて走るため休憩する時間やタイミング悪天候との戦いなど、全て自己責任で挑む。これは私の心を刺激した。そしてブルベについて理解を深めるにつれ是非ともチャレンジしたいという気持ちが高まってきた。しかし、問題は坂。コースにもよるが、山岳を通過するものも少なくない。登りもだが何より長い距離を走り抜く体力やトレーニングが絶対条件、途中でリタイヤしたり制限時間に間に合わなければ失格となる。現段階でまずは必要と感じたのは軽量なロードバイク。登坂にも長距離にも向いている。 んで、ロードバイク購入を検討し始めある日ショップで衝動買いしてしまった。衝動買いと言っても片手にやや欠ける金額。とてもカミさんに言える額では無い。しかし、釣りにせよ写真にせよ大人の趣味にはそれなリの出費は仕方ない。 ほんの数ヶ月前5万円台のクロスバイクが高いと思った自分が、気がつけば10倍近いバイクに乗っているとは・・・。 それでも今はブルベに参加し完走することが自らの目標となっている。

好きなことして・・・Ⅱ

さて、ようやく新たな自転車としてシクロクロスバイクは入手したものの今考えればここからがサイクルライフにハマって行っていった。情報も元に気がつけば数ヶ月前に買ったクロスバイクが何台も買える価格に。いつの間にか自転車に関して感覚が麻痺してきている。納車までの間You Tubeでシクロクロスのことを散々調べたが、実際のところシクロクロスレースに出るつもりはさらさら無い。当然ながらあんな過酷なレースを還暦近いこの年でできるわけが無いし苦しいのは嫌だもんね。一通り扱い方などを頭に入れ手にしたシクロクロスをまざまざと眺めニンマリ。サイクルロードをシクロクロスで再デビュー、はやる気持ちを抑えながらも内心ウキウキ。 ウッ!軽い、早い、軽快そのものだ。と大満足だったが、数日後またまた疑問がわてきた。 「服装これでいいのか?」ロードバイクのレーパンやジャージでなくとももう少しバイクに見合った格好した方がモチベーションが上がりそうだ。しかし何を着る?何処で買う?まったくわからん、今は痩せたお陰で普通の中年が履くサイズの細めのジーンズにポロシャツ、その上からウィンドブレーカーといった出で立ち。これから夏になったらTシャツというわけにも行かない感じ。そこでいつものパソコン先生を使ってネット情報を得てみると、どうやら背中にポッケのあるサイクルジャージがよいということらしい。そして下はレーパンがセットになっている。 あっアレだ!抜かれたりすれ違ったり、初心者を初心者とも思わぬスピード野郎達の出で立ちだ。(実際は皆さんすこぶるマナーの良いローディーでした)南米のジャングルから届いたジャージをとりあえず着てみる。「ふ~ん腹が目立つなぁ」そしてレーパン、これがメチャ恥ずかしくて鏡の前で「無理無理!」こんなの履いてその辺うろうろしてたらご近所の奥さん達の良い餌食になるに決まってる。「ねぇ (ピー)さんのご主人歳甲斐も無く面白い格好して自転車のってるの見たァ~?」・・・あ~恐ろしい。 しばらくはジャージにジーンズで走ることにした。 幾日かサイクルロードを走っているうちに、逆にここではこの格好でいいの?って感じにされてしまう。でもレーパンかぁ・・・、そこでひらめいた「そうだ!ご近所にわからぬようにすればいいんじゃん」と言うことで暗くなってから走りに出ることにした。 するとライトだの尾灯だの入り用なものが出てくる、それに歩いてる人に注意を促す意味で付けてる鈴(牛の鼻に付けてるもののちさい奴)も。しかし、もっと重大なことに気づいた、我が家にもカミさんや子ども達の目があるということをすっかり忘れていた。奴らの目をかいくぐるのはかなりムズイ。案の定「パパなにその格好!?」やっぱり見つかった。悪いことをしているわけでも無いのになんだこの後ろめたさは・・・。 「こういう自転車に乗るときはみんなこういう格好らしいからさぁ」(嘘ですが)とそれ以上とやかく言われたくないのでその場をいそいそと離れた。やれやれ、自転車乗るのに何でこんなに苦労するんだ?そんなことを思いながら息子のお下がりヘルメットを深々とかぶりなおして気兼ねの無い闇に包まれたいつものサイクルロードへ。


そんなことが数日続いたある日、流石にこれじゃいけない、そもそも格好を気にするのがおかしいんだ。一見おかしく見えるこのジャージもレーパンも自転車乗るのに特化した機能が備わっている。それに同じような格好を私は以前からしているじゃないか。実は私は元々オートバイ乗りで派手なライディングジャケットにパンツとブーツ。これだって十分おかしな格好だといえる。 ということで服装についてはもう吹っ切ることにした。
最後にずっとあり得ないと背を向けていたことがある、それは靴。それもビンディングだ。初心者には怖くてとても踏み出せない壁では無いだろうか。ただ漕ぐだけならペダルに足をくっつけなくてもいいじゃん。怖いじゃん。同じ二輪でもオートバイじゃあり得ん。でも自転車は足で漕ぐのだからそれとは別だとは思うが、でも・・でも・・「最初は怖いけど一度付けると無くてはならなくなる」だと~っ、んなわけないじゃん怖いよ~。 でも・・調整次第で簡単に外せるらしいしみんな付けてるようなので一度試してみるのもいいかも。ということでSPDを試してみる。 ・・・・何じゃこれ~!すこぶるいいじゃん。特に登り坂、ペダルが付いてくる。なんか目から鱗飛んでったわ。 はいはい・・・
私は何事も遠廻りするタイプで結局無駄が多いのです。









好きなことして・・・

最近はロードバイクが関心事の中心。この歳ではじめたのは命の危機があったから。ここ数年境界型を通り越して糖尿病ど真ん中ということで毎月医者通い。ところが半年前「こりゃ大変だ血糖値が450に上がってます。すぐ入院しましょう」「ちょちょっと待ってください急に入院だなんて」、それは薬でごまかすレベルでは無く自らインスリンを投与したり透析を受けるに値する数値に近いと言うこと。まっ、体重95キロで酒も飲むし大食いとくれば当然の結果ではあった。なんとか入院は免れたがこのままでは合併症で命の危機が訪れることになる。そこで体重を落とす決断をした。
そもそも体重が重い→膝に負担が増加→加齢→変形性膝関節症(軟骨がすり減る)→既に痛い状態だったのでランニングはドクターストップ。医者からも奨められて自転車に乗ることにした。自転車店に行くとママチャリと並んでストレートバーのマウンテンバイクやクロスバイクやドロップハンドルのロードバイクなどがずらり。年齢からしてマウンテンバイクは無いな、かといってロードバイクなんてこの年で乗ることは無いし、結果クロスバイクを選択。これは以前も乗っていたことがあるので改めてはじめるには都合が良い。しかし、前回購入したときは2万円台のバイクで耐久性の危うさを体験していたのでもう少しちゃんとしたものをと探していると、GIANTと言う文字が目に入ってきた。これは以前テレビでレビでも紹介されていたことがあるビッグメーカー。価格は5万円台と自転車としては「高いなぁ」というイメージもあったが安物買いの銭失い的経験からEscapeR3というクロスバイクを購入。 前回もダイエット目的で買ったのだが、このタイプの自転車に乗っているおデブさんは見た目恥ずかしい感が否めず、今の私が乗るとだるまが自転車に乗っているようなもの。幸い近くにサイクリングロードがあったので10キロぐらい減るまでしばらくは公道ではなくサイクリングロードで自転車に慣れることにした。


前回のクロスバイクと違いEscapeR3はタイヤが28mm巾と細い、そのせいか軽やかに走れる、これは面白いがつい一所懸命走ってしまうので息も切れるし脚もパンパン、丁度良い5キロ地点にトイレや休憩スペースがあるのでそこへの往復を日課とした。


走り始めて3ヶ月、一日の距離も当初の10㎞から30㎞ぐらいに伸び体重は15キロ減の80キロ。友人に食事療法で20キロ痩せたがしょぼい爺さんと化した者がおりそうなりたくなかったので、食事に気をつけると共に筋トレも加えて続けているうちになんとか晴れて路上検定へ。 ところがその頃気になることがあった。それは、サイクリングロードですれ違う若しくは抜いて行く殆どがロードバイク。細身の体にカラフルなサイクルジャージで身を固めサングラスをかけたクールなレーサー姿。「若けれゃ自分もあんな格好で飛ばしてたかもしれないなぁ」と、そもそもよそ事としていたが、休憩場所でヘルメットを取った姿に唖然! どう見ても私より10歳以上は上の方。その後もそういう方をよく見かける、特に平日などはそういう高齢の方がたくさん。 思いきって声をかけてみるとそのキャリアはバラバラ。30年という方もいたが定年後はじめた方も多いことに驚いた。少しお話しをしているとかなりの方がロードバイクに乗るに至ったそもそもの動機は私と似ていた。 これで少し自転車を続ける希望が得られた気がした。


鎌倉や湘南地区など地元にはちょっとしたサイクリングに適した場所が多い。時間を見つけては出かけてゆき、雨の日は洗車や注油など、気がつけば結構な時間を自転車に向けていた。ネットや雑誌・本で情報を収集しているうちに、いつしかロードバイクの購入を考え始めていた。しかし、私的にはロードバイクの敷居が相変わらず高かったが、そんなとき心を動かしたのがシクロクロスバイクという種類のバイク。これは一見ロードバイクと同じなのだが用途が違う。ロードバイクがスピードやロンツーリングを目的としているのに対しシクロクロスバイクは泥道・雪道・砂利・砂道などの悪路や階段や障害物では自転車を担いで進むレース用に考えられたバイク。 ロードバイクとの比較では車体はがっちりしておりやや重い、タイヤもロードバイクの23~25Cm巾に対し32Cm以上でブロックタイヤを履いている、そして悪条件を考慮して最近は殆どがディスクブレーキ仕様。ロードバイクのようにスピードを軽々出せるわけでは無いが、歩道の段差や砂利道などもへっちゃら、ブロックタイヤを普通の太めのタイヤにすることで乗り心地はすこぶる良いという点が日常で使う私には合っているように感じたので、散々思案のあげく遂にシクロクロスバイクを手にするに至った。