雨が続いていたのと遊びほうけていたので墓参りが遅くなりました。ここは東京・品川区にある「養玉院如来寺」です。実はここ当家の菩提寺で大佛と呼んでいますが、ちょっと珍しいのでご紹介したいと思います。

訪れたのは今週はじめ、ちょうど彼岸花もいていますね。

如来寺は天台宗の寺院で元々は芝高輪の東海道沿いにあり「芝の大仏」として親しまれていたようです。
この寺の最大の魅力は、寛永13に木食但唱等の手によって造られた如来像「五智如来」でしょう。３メートル以上もある大きな座像が五体も横一列に連なっているところは見応えがあります。「五智如来」は、大日如来を中尊とする五体の如来を総称した呼び名で、向って左から 北方世界の釈迦如来、西方世界の阿弥陀如来、中央の大日如来の右隣が南方世界の宝勝如来、 そして右端に東方世界の薬師如来が並んでいます。
寺院巡りはよくしますが、一ヶ所にこのサイズの仏像が並んでいるところはそう無いと思います。
私自身子供の頃からこの慈悲深いお顔が好きで、この寺に来ると佛様の前に座り込んでずっと眺めていたり絵を描いたりと、お堂からなかなか離れなかった記憶があります。

あまり目立たないゆっくりした時間が流れる静かなお寺です。

詳しいことは養玉院如来寺ホームページにて。
最寄駅： JR横須賀線西大井駅下車10分