潤活日記

超還爺のサイクルライフ

横浜の裏通りを走る

今日は観光地としての横浜ではなく生活感のある横浜を訪ねました。ロードバイクは高速に限らずゆっくり走るのも楽チンで街をじっくり見るにももってこいです。
と、その前に、横浜文化体育館が建て替えのため明日で58年の幕を閉じるということだったので見納めに文体へ。ここは多種スポーツ・プロレス・相撲・音楽ライブなどのほか様々なイベントで使われてきた神奈川県民には想い出多き場所です。 終わりを告げる看板を撮影していると、自転車の格好でNHKのインタビューを受ける羽目に。f(^_^)   

  近くにはベイスターズの本拠地 横浜スタジアム が有ります。


その後はいよいよ昭和の香りを色濃く残す裏通りを散策。 まずは、あいりん地区(大阪府西成地区)・山谷(東京都上野)と並んで日本三大ドヤ街に数えられる 寿町(横浜市中区)へ。
今でも残っている木賃宿に飲み屋、つっかけを履いた男達があちこち道路に座り込んでいたり、表通りから一歩入るとここは空気が変わる。勿論昔と比べればこぎれいになりマンションなども増えて徐々に面影は消えつつある。


次は福富町と黄金町、昭和の時代には横浜でも有数の歓楽街で、道のあちこちに娼婦が立っていた。今も雰囲気は残っているものの10数年前のクリーン作戦で一掃され驚くほど街は変貌を遂げた。今でこそみなとみらいなど近未来のビル群やおしゃれな商店が多い横浜、その発展にはこうした街に集う人々の力も間違いなくあったのだろう。




敗戦からの復興、なりふり構わず必死に生きていた激動の昭和後半は今思えば貧しくも心豊かな時代だったように思えてきます。