潤活日記

超還爺のサイクルライフ

東京の小さな博物館巡り


東京にある小さな博物館を見てきました。その博物館の多くが墨田区や台東区にあります。
朝方の銀座や日本橋を過ぎ言問橋を渡ると、まもなく最初のブレーキ博物館に到着します。ブレーキ専門の博物館とは珍しい、日頃自転車から自動車までお世話になっているブレーキなので興味がありました。中山ライニィング工業と言うブレーキ関連のリビルドをする会社の一角に博物館が作られています。自動車はもちろん新幹線のぞみのブレーキパッドやルマン24でポルシェに装着されたブレーキ、他にも特殊重機や産業用のブレーキまで様々な展示がなされていました。


続いて訪れたのが文具資料館と言うところです。ここには文具に関する様々なものが展示され、今では日常見ることがなくなったものなどが所狭しと並べられていました。中でも徳川家康や伊達政宗も自分の鉛筆を持っていたとは驚きでした。他にも万年筆の遍歴やタイプライターに至るまで、様々なものが展示されていますが、もしかするとマニアにはたまらないお宝もあるのではないかと思います。

東京文具販売健康保険組合会館 日本文具資料館

戦国武将が矢立(肩に掛けていた矢を入れるケース)の底に入れて持ち歩いたところから「やたて」とよばれるようになり、江戸時代には大福帳と共に商人も持ち歩くようになる。

ワードプロセッサー登場まで活躍した懐かしい和文タイプライター。ワープロももはや死語だが専門のオペレーターがガシャガシャと打印して文章を書き出さす和文タイプライターはアンティークとして今では価値がありそう。


江戸の代表的な花街だった柳橋。艶やかな芸者が闊歩した様子を今はうかがい知れない。
昭和には蔵前・両国も近く角界関係者の利用も多かったという。更に神田川の終端故に多くの舟が行き交う賑やかな地でもありました。いまでも船宿はあり屋形船が多く係留されています。
橋を渡るとまもなくJR両国駅、50年程前までは千葉方面への国鉄の玄関口であった風格と
歴史を感じる駅舎。
現在自転車乗りには千葉方面への自転車ごと乗れるサイクルトレインの始発駅として知られています。


ここは墨田区横綱一丁目、初場所の貴景勝初優勝で話題を呼び、つい先日は白鳳の断髪式も行われた相撲の中心「両国国技館」。


次は両国にあるNTTドコモの歴史スクエア(資料館)です。携帯電話の歴史なのでさほど長くはありませんが、そのわずかな期間の進化が展示品で見てとれます。


同じく両国にある両国花火資料館では、隅田川花火大会に関連した資料やレプリカ、花火の構造などがわかりやすく展示されていました。コロナでしばらく開催が見送られていた隅田川花火大会でしたが、2023年は開催が決まり、係りの方もうれしそうでした。


最後は一路目黒へ


最後に訪れたのは、少しアカデミックな目黒寄生虫館と言うあまり得意分野ではない方面の博物館。少し躊躇しましたが中に入ってみるとその充実ぶりに驚きでした。
どうやら学術的にも貴重な標本などもあるようで、私が訪れた時は外国の方や学生さんが真剣に見ていました。


今回訪れた博物館は全て無料でした。また、通常博物館などは撮影を規制するところが多いのですが、ご覧のように撮影も快く許可してくださりこうしてご紹介することができました。


<参考>


ブレーキ博物館  (要事前予約)
https://sasga.co.jp/brake_museum/


日本文具資料館 
https://www.nihon-bungu-shiryoukan.com/


NTTドコモ歴史スクエア
http://history-s.nttdocomo.co.jp/


両国花火資料館 
https://visit-sumida.jp/spot/6036/


目黒寄生虫館
https://www.kiseichu.org/



昨年行った私設博物館


伊豆の不思議な博物館