潤活日記

超還爺のサイクルライフ

箱根登山鉄道を辿る

GWからずっと鉄道路線巡りが続いてますが、今回はいよいよ箱根登山鉄道に手を出してしまいました。スイッチバックを繰り返したり線路に水をかけながら急勾配を527mも登るとか、登山鉄道だけに登坂力と自然の中を走り抜ける様が大変魅力的です。ただ、自転車で登りながら辿るのは大変なので登りは輪行、強羅スタートで下りながら全駅を巡りました。


箱根登山鉄道は箱根という神奈川県の、いや全国でも名の知れた観光地へ誘う魅力いっぱいの路線。更に世界的に見ても歴史ある登山鉄道なので期待も高まります。
私自身はこの鉄道に乗るのは数十年ぶりで、残念ながら当時のレトロな車両とは再会できませんでした。その代わり冷暖房完備の最新のワイドビュー「アレグラ号」に乗車、走りも力強く快適でした。


箱根登山鉄道は明治時代に馬車鉄道として設立、その後大正8年に電化され登山鉄道として今の強羅まで開業しました。登山鉄道という特殊な鉄道故に、当時スイスまで視察に行き参考にしたようです。


普通鉄道の勾配としてはかつての信越本線横川~軽井沢間(碓氷峠)の66.7‰(パーミル)が有名でしたが、箱根登山鉄道は大きく超える80‰で勾配としては日本一、しかも世界でも第二位とかなりレアな鉄道なのです。

前面展望は箱根湯本から強羅の登山区間。

走り出すといきなり電車の推進力と勾配のため体が後ろに引っ張られます。

温泉や芦ノ湖など魅力いっぱいの箱根については何をか言わんやという感じですが、まだ乗ったことのない方にはあの箱根登山鉄道の登坂力を体験して頂きたいものです。

80‰でも登り切れないので、こうした進行方向を前後入れ替えて登るスイッチバックを全部で3回繰り返します。

その路線の中で最大勾配区間という様な表現がありますが、箱根登山鉄道では総じてそのぐらいの急勾配が続きます。

箱根駅伝ではランナー優先で電車を停める有名な踏切がこの小涌園踏切


2019年の台風で鉄橋が崩落し大きな被害を被った現場も立派に再建されました。

リニューアルされた富士屋ホテル

塔ノ沢駅までの道は坂ではなく階段が続きます

ホームからしか入れない銭洗弁天

小田原の新名所 ミナカ小田原
   


この路線巡りというのはサイクリングのネタとしてなかなか面白いので今は気に入ってます。