年の瀬に鎌倉散策
年の瀬に鎌倉をながしてみます。
賑わう大通りや大寺院を避けながらのんびり走ります。
紅葉で人気のある海蔵寺もピークを過ぎ落ち着きを見せていました。
鎌倉らしい裏通りを縫うように進み、鶴ヶ岡八幡宮の境内に鎌倉ライド中の横浜湘南ツーリングクラブの仲間と出会えたので合流させてもらいました。
狭いエリアのライドはスピードとは無縁、ママチャリと同じ目線で寄り道しながら寺社を回ります。鎌倉や歴史に詳しいメンバーもいてガイドいらず(笑)
海沿いのクラブライドご用達の店までは暖かな陽ざしが届き、いっとき寒さを忘れさせ新鮮な海鮮料理がお腹も幸せにしてくれました。
御朱印を集める者、境内の庭を散策するなどしながら次々に寺社を巡ります。
私的には今回最も感動的だったのは後半に訪れた覚園寺の薬師堂。
1218年、北条義時公の薬師如来信仰により建てられた大倉薬師堂が、覚園寺のはじまり。
実は入場料を払い境内を巡るうちに少々物足りなさで来たことを後悔し始めていました。ところが順路最後にこの薬師堂に入って一転しました。見事な薬師如来に日光月光両菩薩像は古よりの信仰の深さを感じさせる。元はこの像運慶作だったようだが焼失し、後に模作されたものだ。だが特に薬師如来の右側に鎮座する日光菩薩に釘付けになりました。
(奥から 月光菩薩・薬師如来・日光菩薩)
この夏の奈良東大寺や唐招提寺、勿論薬師寺などの仏像の感動以来今年を締めくくる良い発見だった。この菩薩像に出会っただけでもう大満足。
静かな興奮を覚えながら最後に訪れたのは「海蔵寺」ここには北条政子の墓とされるている祠があります。前回までに頼朝・義時をみてきたので最後は尼将軍にお参りして本日は終了。あと半月もするとこの鎌倉は参拝者で何処も賑わうことでしょう。
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