潤活日記

超還爺のサイクルライフ

レインボーブリッジ ライド


神奈川県の湾岸にはベイブリッジとつばさ橋という大きな橋梁がありますが、いずれも自動車専用道路なので自転車や徒歩で渡ることは出来ません。ならばとレインボーブリッジを渡ってみることにしました。
大きな橋梁は「しまなみ海道」でいくつも渡ったので感覚的には変わりはありませんが、その景色の違いを十分楽しめました。

ただしレインボーブリッジなら渡れると言っても自転車で自走することは禁止されており、後輪に滑車の付いた下駄を履かせて押し歩くので徒歩で渡るのと同じ事になります。押し歩きは関門海峡の人道トンネルと同じ感覚ですが、この下駄を履かせるというのが意味不明、なんとなく利用者は信用ない気もします。


下駄を履かせエレベーターで上がって押し歩きスタート。すぐ横を車やトラックが猛スピードで通りすぎ、中央レーンには割と短い間隔で自動運転の「ゆりかもめ」が行き交います。


天気に恵まれなかなかいい眺め! 進むにつれ更に高く景色の見え方も変わってきます。
眼下には港湾施設、対岸のお台場が一望できます。この日は土曜日でしたが出会った利用者は、お子さん連れ三組・カップル1組・単独6人・自転車2人と覚えていられる位の数。
そうそう下駄は思ったよりスムーズです。同じ押し歩きでも関門トンネルとは違い景色が見えるのでそれなりに楽しい。

ただ格子や金網で吊り橋部分はスカッとはいきません。


そういえば、このレインボーブリッジとベイブリッジやつばさ橋は見た目は似ていますが構造上の違いがあります、レインボーブリッジは吊り橋ですが、ベイブリッジとつばさ橋は斜張橋に分類されるそうです。(知らなかった・・・) ぼ~と生きてるからなぁ、そんなに真剣に見てなかった。 


説明によると、


レインボーブリッジ
橋の両サイドから引かれたメインケーブルが主塔によって中間部分が高く空中に持ち上げられ、メインケーブルから垂れ下がった何本ものケーブルで橋桁を吊っている。


これに対して


ベイブリッジとつばさ橋 
塔から直接伸びたケーブルが橋桁を吊って左右がバランスして成り立つ構造。
でも一般的にはどちらも「吊り橋」と呼ばれているとのこと。


レインボーブリッジは吊り橋部分で798m、アプローチを入れた全体では1450m以上、徒歩で概ね30分程で芝浦側からお台場側へ渡ることが出来ます。

芝浦側はエレベーターでしたがお台場側は緩やかなスロープを下ってお台場口で台車を返却します。目前の海浜公園から流してみます。お台場は残土と焼却廃棄物で埋め立てられた島、人工ビーチなどもありますが、昭和生まれの私にはヘドロにまみれた昔の海のイメージがぬぐい去れませんので東京湾で泳ぐなど考えたこともありません。
ここにはホテルやフジテレビをはじめ目を引く建物も数多くそびえ立っています。 
しばらくゆくと小さな自由の女神が現れました。「これはなんだ?」と調べてみると、1998年のフランス年にパリ市から1年の期限でお借りしたそうです。その後返還しましたがその際日本側からベイブリッジをバックにした女神像がまるでNYのようで記念にレプリカを置きたいと申し出ると、パリ市から許可を頂いたという経緯があったようです。 

そんな女神像を後にして進んでゆくと、昨年五輪オブジェ巡りで来た時のことを想い出しました。当時はこの海浜公園全体が塀で囲まれていて、沖合の海に浮かぶオブジェを見るのも大変だった記憶があります。

その五輪オブジェがあった所もいまは容易に見えます。
帰り際に等身大ガンダム像に立ち寄り今回の目的は全てコンプリート!
久しぶりに距離も伸び130キロ程走って帰宅。


もし徒歩や自転車で渡られることがありましたら、強風時は閉鎖される事もあるようですからご注意下さい。
雨や曇りでは無く天気が良く暖かな風の弱い日がおすすめです。