潤活日記

超還爺のサイクルライフ

「フレッシュ日本橋2019」仙台→東京

昨年から参加してみたかったチームで走る「フレッシュ」の日がやってきました。


「フレッシュ」とは


走行距離は360キロでロングライドイベントのブルベに似ていますが、フレッシュにはブルベと異なる特徴があります。。


最も異なる点は チーム走行(3~5名)が義務づけられていること。
360キロを24時間丁度で過不足無くチームとして走りきること。
そして、フレッシュのポリシーとも言える、参加チーム全てが最終的に決めら
れた場所に集うこと。
その他、走行コースを各チームが自ら構築し審査を受けて走るなどがブルベと違います。


しかし、このフレッシュはチームで走るため走力に差があるとペースが掴み辛くなってしまいます。申込時はともかく、半年過ぎこのところ膝の具合も思わしくなく足痙りその他ブルベでの困り事が多い自分にはたして走りきることができるか? チームに迷惑を掛けることになると思うと 開催日が近づくにつれ憂鬱になった。 楽しみにしていたのにいっそDNSしようかとも考えていました。それでも状況を見て途中離脱という手もあるととりあえず鎮痛剤など医者から処方を受けた薬をたくさん持って仙台入りします。
スタートして50キロ100キロととりあえず膝や脚は保っている。しかし、向かい風や柔めの坂でスピードが乗らない。トレインにも追いつけないときも。だがその都度チームメイトが速度を落とし合わせてくれたり囲んでくれる。その優しさに触れてかえって心苦しい。みんなのためにも漕がなければとペダルと廻す。途中何度もモモが痙り激痛と戦いながら「私のせいで時間的な貯金も作れず申し訳ない」とこんなことを何度も繰り返す。それでも嫌な顔もせずチームメイトが着かず離れずそれとなく手をさしのべてくれた。このブルベは速くゴールしても24時間を超えてもダメ、ジャストで走るということなのでそれに救われた気もする。 仙台を出て福島・白河・宇都宮・小山・大宮・そしてPC1の志木市まで何とか走ってこられた。後は「2時間で25キロを走る」という縛りをクリアすれば完走となる。 しかし、最後に落とし穴があった。サイクリングロードを走行していてのんびり走っていたら仲間と間が開いてしまった。完走を目前に気の緩みが出たのかCRから離れゴールのコンビニまでの道で迷ってしまった、時間を見るとあと15分、しかも一般道なので信号や踏切がある。ようやくルートに復帰するも残り時間がどんどん少なくなってくる。ここまで来てタイムオーバーなんて漫画じゃあるまいし・・・。猛然とダッシュするが急いている時こそ冷静に事故を起こさぬよう注意を払いながらようやくゴールした。 
今回完走して実感したことは「仲間と走る」ことでしか味わえない感動があったこと。
それこそがフレッシュ最大の特徴と言えると確信しました。この仲間だったからこそ完走できたと本当に思う。思いやりにあふれた彼らに心から感謝の一言しかない。


年間を通してもフレッシュの開催は僅かですが、ブルベとはひと味違う楽しみと感動を味わうことができました。


ビデオは「仙台→東京チーム」のフレッシュを記録したものです。



追記
今回初めて腕が大変厳しかった。特に左腕は終盤力が入らず難儀した。
ポジションのとり方やトレーニング不足なのか? そう考えるとブルベ毎に様々な問題が起きる、そろそろガタがきてる証拠だな。