潤活日記

超還爺のサイクルライフ

千葉県一周 BRM316チーバくん600

久しぶりの600キロ、平坦とはいえ少しびっこを引いてる状態の膝に不安を抱えスタートを迎えました。ところが天気も気温も芳しくなくのっけから大きくロスタイム。主催のAJ千葉お得意の路地また路地に加え混雑を避けるためと思われる住宅街走行、しかしクランク・行き止まりの連続・マニアックな入口や信号峠が交互に訪れ全くタイムが稼げない、「これが平地とはいえDNFが多い理由か」と思い知った。袖ケ浦→柏→浦安→五霞町、千葉県から埼玉一瞬茨城をかすめ再び千葉県内へ。信号峠がようやく終わり日没の川沿いをにひたすら走る、信号は無いが今度は強い向かい風でどんどん足が削られてゆく、追い打ちを掛けるように強い雨にも見舞われる。各PCで僅かずつ貯めてきた持ち時間も増えるどころか消費する一方。しかし、これぐらいでへこたれてはいられない、黙々とペダルを漕ぐが足痙りがヤバイくてスピードを上げられない。そして夜になり気温も一気に下がってきて信号で止まると震えが来るほど。そして遂に膝がぐずりだした。鎮静剤で押さえ込んできたもののこの先を考えると恐らく途中で痛みがひどくなることが予想される。走りながら思案する、恐らく今回を逃すと今の膝の状態ではSRを取れる可能性は少ない。それでもこの先は深夜早朝となりDNFはできない田舎道。結局PC5でDNFを決断、主催者に伝えコースを離れた。最寄り駅に到着するとなんとDNFした人たちが何人も。みんなで苦笑いをしながら自転車を背負った。途中雨上がりの田舎道でスリップ落車、転倒し負傷した方も大事にはならなかったと聞いて一安心。最終電車の接続もうまくいき何とかスタート地点の車まで戻ることができた。
「無理はしない」を心に決めて臨んでいる今年のブルベ。それでも先月リベンジを果たすことができた追い風400があったので自分的には残念だが今回はこれで良かったと思っている。翌日クラブの仲間がみんな無事完走できたと聞いて喜んだが、ほんの少し残念な気持ちが沸いた。
「あーあぁ、膝さえ痛めていなければ今回だって完走できたのに」と思うも、既にその膝痛で日常に影響が出始めているだけにこれ以上はどうにもならない。
翌日、すっかり汚れた自転車を眺め、ふと「いつまでこれに乗れるかなぁ」と息消沈した。