潤活日記

超還爺のサイクルライフ

浜名湖までぐるっと600キロ

  既述の通りコロナ延期のブルベが全て10月に集中、せっかくエントリーしたのに走りきれないブルベを残念な思いで不参加と連絡を入れていたとき「元気なら走れば良いじゃん」という囁きが聞こえた気がした。う~ん・・・。今月に入って既に300・400を走ったので満腹感はある、そしてなにより膝関節症の具合を見ながら大事にやってきたのだから無茶は出来ない。
しかし、歳を重ねるにつれ体力も気力も衰えてきていることを自覚しているだけに、やりたいことはやれる時にやらないと先々さらにチャンスは無くなるかぁ。
ちょっとスケジュール表と天気予報を見てみる、「ゆくなら明日しかない、行けない理由を並べ立てている間はないか・・・。」
と言うことでそこから急遽出発の準備にかかるも今までならあり得ないぐらいの余裕の無さだ。元々ブルベは年度末に発表される翌シーズン開催スケジュールを吟味するところから始まり、開催の数ヶ月前に募集申し込みを終えると走行計画を立ててコースの確認(時には試走)体調管理等々を経てスタートに備えてきました。個人的にはその準備段階も楽しいのですが準備期間が短いのでどうなるか不安が残ります。

今回のコースは他のブルベで何度か走ったことがあるルートが多く、長い平坦コースなので風次第で走行状況も大きく変わる、そのため普段は装着しない長い時間前傾姿勢で風の抵抗を軽減して走れる装備を付けます。

 

600キロは制限40時間、その間必ず一晩以上はナイトライドになります。ヘッドライトの準備も2灯以上が義務付けられていて、どんなところを多く走るのかで装備が変わります。街灯のある幹線道路ならやや光量を下げられますが、真っ暗な山中などを走るなら光量が必要でエネルギー消費も進むのでモバイルバッテリーの量も増えます。重量が嵩むので負担になります。
そのほか勿論気温や天気によってウエアなども変わってきますが、通過地域の予報から当たりをつけてなんとか準備を間に合わせて漕ぎ出しました。


神奈川県の川崎市をスタートして西へ。途中自分のよく走る地元のルートなどを通りながらまずは熱海を目指します。そこから沼津に抜け駿河湾岸を進み、富士市・大崩れ海岸・御前崎・浜松へ、浜名湖一周して再びほぼ同じコースを戻ってきます。つまりメインは浜名湖巡りなのですが、なんと真夜中に回ったので全く湖が見えない、時間にも制約があるためとどまることは出来ず離れました。なんだかなぁ(笑) まぁ珍しいわけでもないのでそれはそれで。


折り返して400キロを過ぎたころから膝がぐずつき始めましたが、何とか薬で抑え込みだましだまし神奈川県まで戻る。丁度帰宅ラッシュでなかなか思うように進めず、でもまぁここまでくれば焦ることもない、安全第一で走るようにして何とか600キロを37時間で無事完走しました。
?実は全く無事というわけでもなく、すっかり日も暮れたころ自分の町まで帰ってきて油断したのか歩道の段差が見えずバランスを崩した、ペダルから足が離れず停車直前にコロンっと転がりました。たいしたことは無かったのですが、帰宅後確認すると腰と膝から出血の跡、自転車も傷が結構ついててガックリ。 さらにその晩、膝痛の痛み止めが切れると何度も痛みで目が覚める有様。
いろいろ残念なこともありましたが、それも成り行き、もし何もせずに過ごしていたらそちらの方がつまらないと考えることにしました。(笑)
10月もあと半月、まだ予定は終わりではないのでなんとか記念ブルベは締めくくりとして走り終えたい、今はそんな思いです。



延期前の4月に熱海超えの試走してみました。