潤活日記

超還爺のサイクルライフ

スポーツ ガジェット

現代ではスポーツ界もデジタル化データ化が進み、早く高く遠く+フォームのチェックやフォーメーション構築などと新たな記録作りにも寄与していますね。
それはアマチュアレベルでも同じで、例えば多くのランナーが以前はタイムを計る時計だったものが、今ではその腕に通信機能付きコンピュータを装着し、ペース・心拍・距離・位置・高度・消費カロリー等々様々な情報を得ながら走っています。

それは自転車界でも同様、車体に装着されたセンサーから体に付けたセンサーから、そしてスマホのセンサーなども駆使して多くの情報が集められ瞬時に伝えられます。
すでに沢山の愛好家がいるブルベもその恩恵を受けています。

ブルベは決められた距離・コースを制限時間の中で完走するもので、昔は地図と時計を頼りに走っていましたが、今はデジタルガジェットを用いてより細かな情報を得ながら走ります。そもそもブルベを完走するには事前準備が欠かせません。それは距離が400キロ・600キロ・1000キロと伸びればなおさらで、行き当たりばったりだと完走することは厳しくなってきます。


まずは机上の準備としてコース全体を把握します。

  • どんなところを走るのか? 
  • 途中のチェックポイントの場所は?
  • そこまで(区間)の距離は?
  • 平地なのか山岳の登りなのか?
  • 時間制限とペース配分は?
  • 休憩場所・仮眠施設の把握(手配)
  • これらのデータの入力作業

などがざっくりとした準備になると思いますが、更に衛星画像でよりリアルにコースを見ておくことも欠かせません。なぜそんなことをするかというと、例えば交通量が多く大型車が頻繁に通るような所は自らの安全と他の交通の妨げにならないように車道ではなく歩道を徐行するとか、車は曲がれても自転車は少し前で側道に入らないと曲がれない場所など、勿論そうした情報の多くは予めブリーフィングでアナウンスされますが、ごく希にそういう場面に出くわすことがあるからです。


そもそもマラソンと違い仕切の無い一般道を走るものなので信号や踏切・渋滞や交通規制が走行に影響を及ぼします。マラソンのようにタイムは自力次第では無いところがあるので予めそれを考慮してペース配分やチェックポイントの滞在・休憩時間を決めて行きます。

それらの準備をして始めてスタートを切るわけですが、そこからがデジタル機器の出番です。まずは最も重要なGPSを利用してコース案内をしてくれるナビ。走行速度や距離、時間や到着予想時刻などを表示してくれるサイクルコンピュータ(サイコン)、そして計画通り走れているか?到着や滞在時間の自動記録、次のチェックポイントまでのペース指示、最近ではそれぞれの通過地点の天候や風向きに気温などの情報も同時にスマートフォンで得られます。
このように今は様々なデジタルの恩恵を受けながら走っていますが、それだけに頼っていると落とし穴に落っこちます。 電池切れや機器の故障で使用不能になったときのためにアナログな物も持参するなど念には念を入れたりもしますが、なんとなくアナログ世代としてはお守り的な要素も否めません。
そんなわけで、デジタル化について行けなくなる時がいろいろ諦めなければならない時期で、残念ながらそれはそう遠からずきそうな予感がします。(笑)