潤活日記

超還爺のサイクルライフ

回想ライド(鷹取山)

最高気温20度と初夏を思わせる日、”暑い”  あゝ、また今年も嫌いな夏が来る。
さて、今日は想い出を辿るライドで逗子方面へこぎ出します。のんびり走っていると遮断機の無い踏切、と言うか線路だけが道路を横断している、あ!ここは見たことがある。雑草に覆われた線路だが廃線では無く、昔は池子弾薬庫から弾薬運搬の為に使われSLなども走っていたらしいが、今は鉄道車両を作っている工場へ出入り用として残されている線路。各鉄道会社の車両の修理や、新車両が通る時だけ利用されている。京急沿いの工場からJRを経由して車両が出入りする。新幹線と同じく線路幅の広い京急線に日本の標準幅の車両を走らせるちょっとした工夫がされているがそれはまたいづれの機会に。


最初に立ち寄ったのは普段から聴いている「湘南ビーチFM」神奈川県で最も早く開局したコミュニティーFMで先駆者的なFM局。米軍住宅のすぐ側で普段からJAZZや洋楽を中心に流している。頑張ってる感満載だがちょっとおしゃれで気取ったところが気に入っている。ここのほか逗子マリーナ内にもサテライトスタジオがある。



お昼は横浜市内にある野鳥公園でいつもの接触無しお一人様悠々ランチ。ここはよく来る横浜コースで、BQができたり潮干狩りをしたり横浜市民の憩いの場所。対岸には八景島シーパラダイスなども見えます。
さて、本日のメニューはシーフードヌードルに先日「マツコの知らない世界」で紹介されていたちょい足しメニューで、残りスープにおにぎりinするものを試食。チーズリゾットにもやや飽きてきたので挑戦してみたが・・・。
私的にはやはりお茶漬けチーズリゾットに軍配が上がるかなぁ。



そして本日のメイン、横浜市・横須賀市・そして逗子市に跨る?「鷹取山」に到着。ここはもう50年以上前小学生低学年の時に母に連れられ東京から初めて登山をしに来た山。
とはいえ実際は登山と言うよりハイキングだったんだろうが、登山靴を履きそれなりの出立ちをした大人が行き交っていたので子供ながらに山登りに思えた。母からすれ違う人と挨拶をすることを教えられ、恥ずかしさを押して挨拶すると大人達もニコニコしながら返してくれた想い出の場所でもある。現在山は切り開かれ住宅街のアスファルトの道をそのまま通って山頂付近まで行ける、山というより丘の上の公園化していてあまり山の雰囲気はない。


と思いきや、山を思わせる場所が残っていた。
昔から鷹取山はロッククライミング練習が盛んだったのでハーケンを撃ち込む音があちこちで響いていた。クライマー達はここで腕を磨き、遭難者数世界一と言われた魔の山「谷川岳一ノ倉沢」に挑んでいたのかもしれない。


鷹取山の山頂展望台から西には相模湾、東には東京湾が一望できる。東京から電車に揺られワクワクしながらこの山に登った帰りはきっと疲れ切って母に寄りかかって寝ながら帰ったかもしれない。50年も経つと実際の景色も環境も随分変わった、多分もうここに来ることはないだろうが脳裏に映る昔の風景はずっと変わることはない。


帰りがけに由比ヶ浜から海を眺めていると夏の海の匂いがした。


鷹取山と由比ヶ浜