潤活日記

超還爺のサイクルライフ

STIレバー

今回はロードバイクに装着されているレバーのお話です。

子供の頃ドロップハンドルの自転車を見かける事は少なかったのですが、自転車店に行くとそうした自転車が何台かは置かれてました。当時の主流は子供に人気があったセミドロップと言うハンドルのオートバイや車に似せた自転車で、中には電池式のウインカーが付いているものもあり、クリスマスが来る度にそうした自転車に乗る友達が増えていきました。

一方ドロップハンドルタイプの自転車はシンプルで、街中で乗っているのは若者が多かったと記憶しています。
さて、昔のドロップハンドルのロードバイクと今はどう違うのでしょうか? 


まずは材質が鉄からアルミへ、そしてカーボンと強度と軽さを追求したもので作られるようになった事でしょう。 軽い車体は6キロ程で指で持ち上げられるものもあります。


そしてなんと言っても衝撃的だったのが日本メーカーが開発したSTIレバーというブレーキと変速を手の中でいとも簡単に操れるレバーの登場でしょう。


例えばハンドルを握ったままレバーを手前に引けばブレーキがかかり、そのまま横に押し込めばシフトダウンやシフトアップが出来てしまう仕組みです。 それまでの変速はハンドルから手を離し車体に取り付けられたレバーを押し引きすることで行っていました。

STIレバーはハンドルから手を離すこともないので安全でスムーズで疲労も少なく、レースなどでもメリットが多いこのシステムは今や世界標準となっています。

 

更に私のブルベ用の車両はシフトは電動でレバーと言うよりスイッチですし、ブレーキも油圧のディスクブレーキで従来の金属ワイヤーは一切使われていません。その結果握りも軽く長距離を何十時間も乗り続ける時はありがたい存在です。
初めは違和感もありましたが、もう手放せませんし今やどんどん普及しています。
電動ママチャリが登場したときと同じで、「あんな物・・・」と言っていた人たちも一度乗ると便利さがわかったあの感覚です。


自分で漕いで何処へでも行ける自転車、ルールを守って楽しくのりたいものです。